●9年間、一緒に過ごして下さりありがとうございました

 木下ミナ様、102歳。

 6月23日のお昼過ぎ、当ホームにてお看取りをさせていただきました。当ホームとして、初めてのお看取りでした。

 木下様は、末期ガンを患らわれてから数年になります。ご本人は、痛みや苦しみも感じられないご様子で、日々の生活も穏やかに過ごされておりました。でも、少しずつ体力が低下し、ほぼ寝たきりの状態に。医師から「あともう少しかもしれません。好きなことを何でもしてあげて下さい」と伝えられた日から、私たちができることは何かを、改めて考えました。その後は、医師、看護師、職員、ご親族の方々と、どんな小さな事でもその都度話し合ってきました。

 木下様は、お風呂が大好きで、毎年温泉旅行に行かれていました。ホームでも、出来る限りお風呂に入って喜んで頂きたく、看護師や時間外の職員の手を借りながら、毎回3人がかりで入浴して頂きました。いつも、「ありがとう。さっぱりしたよ」と言って下さっていましたが、そのお言葉も段々と少なくなっていきました。

 お出かけも好まれ、4月にはお花見にも行きました。しかし、5月12日に五泉のぼたん園に出かけたのが、最後の外出となりました。その時は、しっかりとした眼差しで周りを眺められ、とても良い表情を見せて下さっていたのが印象的でした。

 そして……。たくさんの方々に見守られながら、その時を迎えられました。

 今回、当ホームで看取らせていただくことにご理解下さったご親族の皆様、お看取りについての心構えや対応についてご指導頂き、最後までご協力下さいました大日方医院大日方一夫先生、本当にありがとうございました。

 ご親族の方からは、「私も“はあとふる”さんに入りたい」との、ありがたいお言葉も頂きました。この経験を忘れることなく、これからも、皆様の喜んで下さる姿がたくさん見られるよう、頑張っていきたいと思います。

  グループホーム五泉 畑 佳子

  • 介護保険知識

新潟県労政雇用課
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